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立体クラス

絵楽塾立体クラス
匠の視点であなたの意欲に応えます!

塾生 随時募集中!

立体クラスは、日曜日の午後の時間帯にて、開講いたします。

当クラスの目的は、人体の制作を通じて、その構造の理解を深め「デッサン力」を感覚的に身に付けて頂くことです。

授業では、皆様のご希望の粘土(樹脂粘土、油粘土、モデリングクレイ等)を使用していただきます。 ご自分のペースで作業を進めてください。

甲秀樹が、皆様の習熟度や作業の進捗を確認しながら、立体に手を加え、指導・アドバイス(個別指導)いたします。

※当クラスは、対面授業となります。新型コロナウイルス感染防止対策を徹底いたします。
※ご不明な点などは、当サイト「お問い合わせフォーム」よりお願いいたします。

講師作品

甲秀樹から、ご受講を希望する皆様へ

人体は、あらゆる角度から見て、自然な形でなければなりません。
その表現には、より確かなデッサン力が求められます。

当クラスでは、皆様が希望する粘土を用いて、人体(身体の部位含む)の制作を進めます。私が人形の作品作りを通して経験的に学んだことを皆さんとご一緒に造形しながらお伝えいたします!

当クラスの目的は、人体の制作を通じて、その構造の理解を深め「デッサン力」を感覚的に身に付けて頂くことです。制作を進めていくと造形の過程で様々な発見があり、重要なポイントを確認することができます。

人形制作に携わっていても、なかなかうまく身体を表現できずに悩んでいる方もいるでしょう。あるいは、フィギュアや粘土制作でも、ご自分のイメージと立体を比べると、どこか違和感が残ることもあるでしょう。この立体クラスでは、基礎的なことから、作品作りの技術的な話も織り交ぜながら、進めたいと考えています。人体をよりよく理解して、それぞれが創作意欲を育み、オリジナルな作品づくりにも生かしてほしいと願っております。皆さん、お一人おひとりにお教えします。

ご一緒に、まじめに楽しく学びましょう!

異様なほどのマニエリスム。

古い友人の伊藤文學さんから頼まれて、「薔薇族」のカバーデザインをやったことがあった1990年代のことである。 それ以前の編集長だった本間真夫とも友人だったし、東郷健さんの雑誌「ザ・ゲイ」のカバーもやったこともあり、ぼく自身はジェンダーが違うけれど、感覚的には共通するものもあって、しばらく続いた。

二人ほどの画家に絵を依頼した記憶があって、その一人が甲秀樹だった。

その出会いもあって、甲さんは画家だと思っていたけれど、人形作家のほうがそれ以前の職業だったということを後で知ったのであった。

甲さんの人形作家ぶりは異様なほどマニエリスティックだった。

たとえば人形のテクスチャーは硬質の石粉粘土なのだけれど、男の性器の部分は柔らかな屈伸率の高い粘土を使用している。その理由は、布のコスチュームを装着したときに自然な突起感が出ないというのである。人形作家が、彫刻家と違うというレゾンデーテルはいろいろ多様性があると思うけれど、甲さんは彫刻の立体とは違う人形愛、それもゲイ気質の感覚にあふれた造形感覚の所有者なのであった。もちろん人形たちの衣服も当人の手で縫製されるのだけれど、布地の選択などもさぞや厳格なチェックがあるだろうと想像できるのである。

ぼくはまだ発見に至っていないが、甲さんの描く絵画の中にもこのマニエリズムは存在するのだろうと、甲さんにとってのアウトサイダーであるぼくの好奇心は尽きることがない。

夢の微熱がほとばしる人形

細かく細工された少年の人形。それらは、固い膝をコツンと突き出し、手足が細長く伸びている。それとは逆に、柔らかそうな少年の身体。色白の少年は、つかの間の自分の時を、どうしようもないのだろうか。何をするわけでもなく、時の過ぎ去るままに、じっとそこにいる。小さなリアルな人形。

あらゆる部分がリアルにできている。細やかな技術、江戸人の手先をもつ作り手。ある少年は時空を超え、日本の昔の少年に姿を変える。髷をゆった少年は、背中を見せて、少し恥じらいがあるようだ。こんなにリアルに江戸少年を表現できるとは、作り手の頭と手は謎である。作り手は、百年の時空を超えてきた江戸の人形師なのかも知れない。

今度はバイオリンを弾く少年を見てみよう。ほんものそっくりの楽器。少年のまなざしはどこを向いているのか。少年のほてった身体は、だれかがさましてやらないとかわいそうだ。作り手は、微熱を少年に注ぎ込む。

作り手のまなざしと、つくられた少年のまなざしが、暗い夜の部屋で絡み合う。作り手は、少年の人形や絵に、つらいおもいをさせたいのであろうか。それとも、作られた人形は、作り手自身の姿なのであろうか。それもまた謎である。 もてあまし気味のうつろなまなざし。少年は、誰かが触ってやらなければ乱れた呼吸をうまく整えることができない。

森羅万象、世界のいろいろなものを少年に凝縮して表現する甲さんの手先から、夢の微熱がほとばしる。

『甲秀樹 作品集 〜青い旋律〜』より

概要

当塾は、主に人体(男性)を描くため、造るために求められる「デッサン力」の習得を目指すデッサン教室です。デッサンの技術を養うためには、人体の「形を正確に捉える」こと、またそのような「感覚を身に付ける」ことが最も大切です。

この度、デッサン力を高めていただく一環として、立体クラス(日曜日コース)を開講いたします。

人形作家としても著名な甲秀樹が、人体の造形を通して、人体を立体的(写実的)に 表現するための基礎をお伝えする貴重な機会になります。ぜひ、それぞれの創作を追求するための自己研鑽の場として活用ください。

現役作家による制作経験の伝授でキャリアアップ。

少人数制で個別指導!

自由な創作表現に甲秀樹のアドバイスをご活用ください。

授業形式(個別指導)

各自が希望する粘土(樹脂粘土、油粘土、モデリングクレイ等)を用いて、自由に人体を制作します。
甲秀樹が個別に指導・アドバイスをいたします。

皆様には、それぞれのペースで、全身あるいは、身体の表現(胸像、身体の部位)を学んでいただきます。
甲秀樹がお一人おひとりの習熟度に合わせて、ご受講の提案を差し上げることも可能です。
初回は、美術モデルを前にして、図面を作成することから始まります。

※授業は、必ずしも人体の完成を目指すものではなく、デッサン力を身につけていただく場となりますので、お気軽にご受講ください。
※画像:過去の授業風景

※授業日は、以下の「スケジュール」をご確認ください。
※授業は人体の制作のみとなります。小道具、装飾などの制作は予定しておりませんが、創作の一つとしてアドバイスいたします。

甲秀樹が経験的に学んだ創作の話題を含めて、ぜひ、楽しい雰囲気でご受講いただければと考えております。
皆様の造形、人形制作の一助となれば幸いです。

人形の制作過程(樹脂粘土)

このような方におすすめです

造形・人形作家

原型師(フィギュアなど)

人形作家を目指している方

造形(固定人形)を趣味で楽しみたい方

※人形作りで身体の表現力が足りないと感じている方など

コース紹介

コース クラス 授業日・時間 入塾金※1 授業料※2

設備維持費

日曜日コース

立体クラス

日曜日
13:00~19:00

10,000円

8回ごとに授業料を
お納めいただきます。
148,500円

10,000円

※1 塾生、卒塾生は半額。
※2 美術モデル料込み。
授業料は分割払いが可能です。希望の方は、お申込みの際に選択してください。分割払いの回数、金額等について、別途事務局よりご提案差し上げます。 教材は、各自にご用意いただきます。
※入塾金、授業料、設備維持費は、税込みとなります。

スケジュール

いつからでも始められます。

毎月、第4日曜日を中心に開講しています。
13:00~19:00

※全8回(48h)を区切りとします。区切りごとに授業料等を納めていただきますと、塾生として継続して学ぶことができます。
※美術モデルは、初回の図面を作成する際に参加します。その他、甲秀樹が皆様の進捗を確認させていただき、必要と認めた際に参加となります。
※ご欠席された場合、次回の授業へ振替することができます。ただし、退塾に際して、授業料等は返金できませんので、
予めご了承ください。
※講師都合により、日程が変更する場合は、事前にお伝えいたします。

募集要項

(1)入塾対象

①真摯に表現力を習得しようとする意思のある方(18歳以上)

②創作活動(立体、平面)している一方で、改めて、人体(顔・身体)の構造を学び、基礎力を高めたい方

※絵を描いている方でも、様々なポーズを立体的にイメージすることができないと表現が難しくなります。そのように感じている方には、立体として人体を学んでいただきたいと考えております。

③ディテールの制作技術をさらに高め、作品制作に生かしたい方

(2)定員

5名程度

※開講2週間前に、最少催行人数(4名)に達しない場合は、延期または中止する場合がございます。

※新型コロナウイルスの感染症対策を徹底いたします。

(3)教材について

■樹脂粘土の場合
※制作に必要となる樹脂粘土、道具は、塾生の皆様にご用意いただきます。

初めて参加される方へ

初回は、図面を描き、骨格を制作していただきます。
以下の3点を持参してください。

・クロッキー帳(B3またはB4)
・鉛筆
・ペンチ
※アルミの番線(針金)3ミリ、4ミリ、5ミリを切断できるもの

骨格を制作する材料は、当塾にて実費でご用意いたします。
※石塑粘土(ファンド)、アルミの番線(針金)/1,000円

その他、必要となる道具、材料は、初回にアナウンスいたします。

【材料】
・樹脂粘土(モデナ)→人体本体の造形

【道具】
・ヘラ、スパチュラ、カッター(ナイフ)など
・サンドペーパー(#80~#400)
・ドリル(3ミリ、4ミリ、5ミリ)
・ルーター、ドリル

■その他の粘土を使用する場合
※各自ご準備いただくもの(各自が使用したい粘土:油粘土、モデリングクレイ等)は、お申込み後に、メールにてご連絡させていただきます。基本的には、図面を描いていただいた後に、粘土を使用し制作へと進みます。

お申込み(先着順)

(1)申込方法

フォームよりお申込みください。

(2)受付期間

現在、お申込み受付中です。

(3)その他

※定員に達した際は、ご案内できませんので、予めご了承ください。

※入塾に際して「絵楽塾 立体クラスのご案内」の連絡を差し上げてから、2週間以内にお手続きが確認できない場合は、キャンセルといたします。

なお、当クラスは少人数制で運営することから、入塾後(授業料等の入金後)のキャンセルはお受けできませんので、ご了承ください。

※個人情報の扱いについて

お預かりした個人情報は、当塾からの運営上の事務連絡のために利用いたします。それ以外の目的では一切使用いたしません。

※新型コロナウイルス感染症対策について

塾生の皆様へのお願いと当塾の対応について

・入室時は、手洗いまたはアルコール消毒(受付に設置)をお願いいたします。

・検温をお願いいたします。

・授業時は、マスクの着用をお願いいたします。

・体調が優れない方は、ご無理のないようお願いいたします。

 ※発熱や風邪の症状がおありの方はご遠慮ください

絵楽塾の対策について

・講師は、マスクを着用(必要に応じてフェイスシールド)し、手洗いを徹底いたします。

・スタッフは、マスクを着用し、手洗いを徹底いたします。

・講師、スタッフは、体調管理をおこない、検温を徹底いたします。

・皆様の席(イス)、トイレなどの除菌を徹底いたします。

・換気のため、授業中も定期的に窓を開けることがございます。

・隣接する座席の間には、アクリル板を設置しています。